留学トラブルとは?
留学トラブルにはいくつかの種類があります。
・滞在関係(ホームステイや学生寮)
・学校関係(授業や教師の質)
・生活関係(盗難、事故、病気)
・お金関係(キャンセルや変更の差額返金、学校倒産、エージェント倒産)
・情報相違(エージェントから聞いていた内容と違う)
などです。
当管理人は留学のNPO団体に属している関係で、全国から多くのトラブル相談を受けますが、とりわけ多いのが「情報相違」。
書面やメールでのやりとりが少ない場合は、泣き寝入りになることも多く注意が必要です。
情報相違をなくすために
海外生活が始まり、「そんなの聞いてなかった。聞いてた内容と違う。」と言った情報相違は比較的多く起こるトラブルです。
これを防ぐには、分からないことがあればすぐに担当者に聞くこと。
そもそも、留学プランの内容について、良いことだけでなく注意すべきことやデメリットをしっかり教えてくれるようなカウンセラーに担当してもらえれば情報相違も少なくなりますが、留学カウンセラーには営業マンとしての顔がある以上、デメリットを伝えてくれるカウンセラーは少ないのかもしれません。
教えてもらえるのを待つのではなく、「分からないこと、知りたいことは自分から聞く」という姿勢で留学を計画していくことが大切です。
お金関係のトラブルをなくすために
留学エージェントへの申込から出発までの間に、予期せぬ変更が生じた場合、変更手数料やキャンセル料を取られる可能性があります。
契約時の約款に記載されていることがほとんどですが、少なくとも「変更&キャンセル規約」については、どちらも口頭で説明してもらうようにしましょう。
ただ、一番厄介なのが「倒産」です。
日本の留学エージェントは毎年かなりの数が倒産しており、同様に毎年多くの海外の語学学校が経営破綻しています。
留学エージェントを見極めるポイントは「海外送金のタイミング」
海外(学校への)送金が完了すると、領収証(学費受領書)が学校から送られてきます。
この受領書さえあれば、万が一そのエージェントが倒産したとしても、留学は実現できます。
海外の語学学校を見極めるポイントは「アドバイザーからの裏話」
良心的なエージェントは、海外ネットワークが豊富で、教師への給与未払いなどの情報をいち早く掴みます。
こういった学校の現状はなかなか表に出てきませんが、中にはお客様にも教えてくれるエージェントも存在します。
留学の為に貯めた大切なお金。上記を確認しておくと少しは安心です。
ホームステイのトラブルをなくすために
外国人は「ホームステイ」を「効率のいいビジネス」と感じる方が多いようです。
フランスやアメリカなどでファミリーに支払われるホームステイ代金は、約17万円(大卒の初任給並み)。
これだけの金額を、使っていない部屋と簡単な食事(レトルト食品)だけで手にすることができる、と考えてしまうのも無理はないです。
「休日にはUSJへ!お好み焼きも回転ずしも連れて行って、日本文化を体験させてあげたい!」みたいな、至れり尽くせりの日本人の感覚とは違う、と認識することも大切なのかも知れません。
もちろん、国際交流目的のファミリーはたくさんいますし、そういったファミリーを指定する方法もあります。
まとめ
留学トラブルは、「思い込み、イメージが原因」で起こることが多いです。
◆まずは正しく海外のこと(文化や価値観)を知ること。
◆留学商品(学校、ホームステイ、サポート)を正しく知ること。
◆分からなかったら教えてくれるのを待つのではなく聞くこと。
これから始めてみるとトラブルに遭う確率はグッと下がります。
もちろん、トラブルを乗り越えて成長していけると考えれば、多少のトラブルは前向きに捉えて引きずらないことも必要かもしれませんね。
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