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ワーキングホリデーについて 2話/全3話(語学学校、滞在先、国内手続きなど)

ワーキングホリデーの手続き

ワーキングホリデーは、意外とto doが多いのをご存知ですか?
ワーキングホリデーでの出発前の手続きは大きく分けて7項目です。
※出発後の手続きに関しては、ワーキングホリデーについて 3話/全3話(仕事、家探し、到着後)でお伝えしていきます。

【全員必須】
・ビザ申請
・航空券手続き

【ほぼ全員】
・保険手続き
・滞在先手続き
・海外転居届

【任意】
・語学学校手続き
・国際免許証手続き

全員必須

全員が必ずする事は以下の2点です。

ビザ申請

国によりビザ申請方法が異なりますので一概には言えませんが、【おおよそ3か月前にビザ取得申請】を行います。
※イギリスなど特殊な申請方法(抽選タイプ)になる場合は、年に数回で時期も限定される場合がありますので注意が必要です。

必要なもの
・有効期限が1年ほどあるパスポート
・申請書(オンライン入力)
・申請料金支払いクレジットカード
・残高証明書
中には健康診断、行動計画表、履歴書などが必要な場合もあります。
※それぞれのビザ申請については、各国のビザ申請方法(別記事)をご確認ください。

航空券手配

ワーキングホリデーの場合、片道航空券での渡航が可能です。
北米 7万円~
オセアニア 3万円~
ヨーロッパ 6万円~
が目安の料金です。
往復で手配する場合は、1年FIX/OPENと言う「現地で復路(帰国日)を変更できるチケット」を取得します。

ほぼ全員

ほぼ全員がする事は以下の3点です。

留学保険手配

海外留学生の保険です。
1年間25万円ほどの留学保険に加入します。
※現地保険に加入することで、半額程度に費用を抑えることも可能です。

滞在先手配

到着後の住居手続きです。ホームステイや寮、ホテルやシェア生活など、いくつかの選択肢がありますが、現地到着後の銀行口座開設や納税者番号取得などの手続き(住居証明)を考えると、ホームステイを1ヶ月される方がほとんどです。
語学学校に通学される場合は、学校がオプションで用意しているホームステイを利用できます。

海外転居届

海外に1年滞在する場合、住民票のある役所に届け出ることで、住民税の支払い義務がなくなったり、国民年金や国民健康保険などを停止することができます。
マイナンバーを返却するので、帰国後に再度発行する手間はかかりますが、免除される額も大きな金額になりますので、ワーホリの方は出発前に手続きされることをお勧めします。

任意

状況によって手続きが必要になるのは以下の2点です。

語学学校手配

語学学校に通学を希望される場合、海外の学校へ入学手続きを行います。
余程英語に自信のない方でも、アプリケーションに入力しメールで送信するだけですので、1週間以内に手続きは完了できます。
通常、アプリケーション送信→支払い→入学許可証取り寄せ、の流れで進みます。
※料金の目安はワーキングホリデーについて 1話/全3話(基礎知識、国比較など)の初期費用の項目をご確認ください。

国際免許証手続

留学中に運転をする可能性のある方は、最寄りの免許センター(または試験場)で発行してくれます。
料金も3000円以下ですので気軽に取得できますが、発行から1年有効になりますので、渡航直前の取得をお勧めします。

以上がワーキングホリデーの大切な準備7項目です。
漏れが無い様に、きっちりと手続してくださいね。

次回は、最終話「ワーキングホリデーについて 3話/全3話(仕事、家探し、到着後)」です。

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ワーキングホリデーについて 1話/全3話(基礎知識、国比較など)

ワーキングホリデーとは

2018年現在、日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国は「19ヶ国」
それぞれの国で、仕事・学習・旅行など、日本と同じ様に「自由に自分の人生を選択できる」環境で海外生活することができる、素晴らしい制度です!

制度の基本情報

【申請時の年齢】18才~30才
【渡航時の年齢】18才~31才
【渡航期間】基本的に1年間(延長可能or2年の国もある)
【取得】1ヶ国につき1度だけの取得が可能。
【渡航できる国】19ヶ国

英語 (5ヶ国) オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、アイルランド
フランス語 (1ヶ国) フランス
ドイツ語 (2ヶ国) ドイツ、オーストリア
スペイン語 (2ヶ国) スペイン、アルゼンチン
スロバキア語 (1ヶ国) スロバキア
デンマーク語 (1ヶ国) デンマーク
ノルウェー語 (1ヶ国) ノルウェー
ハンガリー語 (1ヶ国) ハンガリー
ポーランド語 (1ヶ国) ポーランド
ポルトガル語 (1ヶ国) ポルトガル
韓国語 (1ヶ国) 韓国
中国語 (2ヶ国) 台湾(北京語)、香港(広東語)

ワーキングホリデーのメリット

・ワーキングホリデーの一番の魅力は、「自由度」です。
日本と同じ様に、仕事・学習・旅行など自由に自分の人生を選択できます。
・特に、仕事ができる、と言うのは非常に大きなメリットです。
収入の中で生活できる=日本から持参するお金を大きく軽減できます。
・このビザは、海外で就職できます。
アルバイト感覚で1日4時間ほど働くこともはもちろん、日本と同じように9時~17時で働くこともできます。海外ではアルバイト、正社員の様な分け方ではなく、パートタイム、フルタイムで分けられます。

ある程度長期間働けるので、大きな仕事を任されたり、中・長期的なプロジェクトに携わることも可能です。

ワーキングホリデーの注意点

・ネイティブや他国の留学生と比較されますので、自己認識(アピールポイントの整理)が必要。
・医療従事者、弁護士など就けない職業もある。
・自由度が高い分、何となく楽しんだ1年…になってしまう場合も。
※一部の企業で、ワーキングホリデーと言う言葉だけで、「海外で遊んできた」と言う認識を持たれてしまう事例もあります。就職、転職時は、留学種類名ではなく体験談(得たこと、学び)を中心に伝えるのも良い方法です。

現地での仕事について

ワーキングホリデーは、現地人と同じ様に仕事に就けるビザです。
代表的な職業には、ウェイター・ウェイトレス、キッチンハンド、販売員、営業、専門職があります。

外国語レベルごとの就きやすい仕事は、
◆初級(旅行会話程度)
キッチン、季節就労(リゾートバイト、肉体労働)など
◆初級上(聞き取りがギリギリ)
日本食レストランのホールなど
◆中級(日常生活に大きな支障なし)
現地レストランのホール、ツアーガイドなど
◆中級上(日常生活に支障なし)
ショップの販売員、カフェ
◆上級(外国人と交渉)
ほぼすべての仕事

収入と支出

◆収入
国や職種によって大きく変わりますので、参考程度ですが、
フルタイム(1日7時間、週5日)で、月18万円程度
※アジア圏は月6万円程度

◆支出
国や生活スタイルによって大きく変わりますので、参考程度ですが、
月13万円程度(賃料6万円、食費4万円、雑費2万円
※アジア圏は8万円程度

約8割の方が、収入内で生計を立てています。
都市(物価)や仕事内容によりますが、少なくとも支出の8割は収入で賄うことが可能です。
中には毎月10万円ほどの貯金をする方もいらっしゃいます。

初期費用

ワーキングホリデーの費用は、
①語学学校の授業料②滞在費③渡航準備費④当面の生活費、から成ります。

①語学学校の授業料 目安:40万円
アジア圏を除く各国の授業料の相場は、朝9時~15時のレッスンで14万円/月です。
②滞在費 目安:10万円
銀行口座開設や納税者番号取得など渡航初期手続きの為、ホームステイ(食事付)をした場合、相場は11万円/月です。
③渡航準備費 目安:20万~25万円
・航空券/片道チケット4万円~9万円
・留学保険/1年間8万円~25万円
・ビザ発給料金/0万円~4万円
・会話レッスン/0万円~10万円
④当面の生活費 目安:約30万円
到着後2.5ヶ月分の生活費は持参した方が安心できます。

上記を合算した平均的なワーキングホリデーの予算は、
個人手配】72万円 +当面の生活費30万円
留学エージェント手配】101万円 +当面の生活費30万円
になります。

次回は、「ワーキングホリデーについて 2話/全3話(語学学校、滞在先など)」です。

ワーキングホリデーについてのご質問は【すべて無料】でお答えします。
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イギリスワーキングホリデービザ(Youth Mobility Scheme)

イギリスワーキングホリデービザ

イギリスのワーキングホリデービザは、抽選方式で取得が難しいビザですが、取得できると2年間の滞在が許可されるため、他国のワーキングホリデーより長期間の海外生活が実現できます。

そもそも「ワーキングホリデービザ」って?

まず、海外留学で利用される主なビザは3種類あります。
◆3ヶ月以内(一部の国では6か月)の留学で取得する「観光ビザ」
◆3ヶ月以上の留学で取得する「学生ビザ」
◆1年間の留学で取得する「ワーキングホリデービザ」
ワーキングホリデーは、休暇目的で滞在期間中の旅行や滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度で、文化や生活様式を理解する機会をそれぞれの国の若者に対して提供し、相互理解を深めることを趣旨とします。
海外生活中の「学び、仕事、遊び、文化体験など」を自由にアレンジでき、このビザを持っていれば、海外就職(フルタイムワーク)も可能です。

申請は18歳から30歳までの方に限定されます。
留学できる期間は、1年間若しくは2年間になります。

イギリスワーキングホリデービザ申請方法

イギリスワーキングホリデービザは、以下のようなステップで取得します。

イギリスワーホリビザ(応募)

1.毎年1月と7月の指定された2日間にメールを1通送ります。

件名:YAMADA Taro – 31/01/1980 – TR123456789
本文:Name(名前)
Date of Birth(生年月日)
Passport Number(パスポート番号)
Country to submit the application(申請手続きを行う国)
Home and mobile phone number(電話番号)
上記Eメールアカウントでの受付期間終了後に、当選者が無作為に選ばれます。

イギリスワーホリビザ(準備)

2.当選メールが届くと、ビザ申請が可能です。
必要書類は、
◆オンライン申請書(VFS9)
→下記のオンライン申請サイトで申請を行ったビザ申請書
Online Visa Application:https://www.visa4uk.fco.gov.uk/home/welcome
※オンライン申請書作成の際に、クレジットカード(Visa、Master)にて、ビザ申請代金£230を支払います。
◆資金証明(1890ポンド以上)約27万円以上
◆本人名義の預金通帳、英文残高証明、英文取引明細書(バンクステートメント)
→いずれかに、最低£1890以上の日本円が入っていること
◆パスポート
有効期限が6ヶ月以上のもの、2ページ以上の空白があるもの
◆旧パスポート
◆ビザ申請予約確認書
オンライン申請書作成後に、ご自身のオンラインアカウントにてビザ申請のご予約が出来ます。
※ビザセンターは東京大阪の2ヶ所になります。必ずどちらかにご本人が申請に赴く必要がございます。
※大阪のビザ申請センターでのビザ申請は別途£55が掛かります。
◆IHS登録
日本で言う「国民健康保険」の様な保険です。

2年間で£300

※クレジットカード支払いになります。

イギリスワーホリビザ(申請)

書類を揃え、ビザセンター(東日本/東京都港区東新橋、西日本/大阪市中央区南船場)へ出頭申請します

イギリスワーホリビザ(受取)

申請から2週間~1ヶ月ほどでワーキングホリデービザが貼り付けられたパスポートが届きます。

(申請場所での手渡しも可能)

イギリスのワーキングホリデーにかかる費用目安

生活費を含んだ2年間の平均予算は、
◆英語上級者…81万円

◆英語中級者…106万円
◆英語初級者…156万円
内訳は、
【必須】約20万円
航空券…10万円、ビザ関連諸費用…9.5万円
【任意】0万円~約98万円
留学保険…16万円、語学学校(3ヶ月)の授業料…40万円、ホームステイ…12万円、当面の生活費30万円
自分で手続きすると上記の様に費用を抑えることができます。

★上記は、記事作成時の情報をお伝えしております。
ビザについての最新情報は大使館のページにてご確認くださいませ。

ビザ申請についてのご質問は基本的に【すべて無料】でお答えします。
メールask@mirairyugaku.com
お電話0120-960-616
問合せフォーム
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